コラム No.1〜10


 No.10
 ◆淡路島の玉ねぎはうまい!

2007/7/26

 淡路島から玉ねぎを送ってきました。知り合いもいないのになんでやろう?と思ってよく考えているうちに思い出しました。近々行く淡路島の農協(JAあわじ島)さんからです。講演が終わって帰りがけにいただくことはありますが、事前に送っていただくのは珍しいです。重いから気遣ってくださったのでしょうか。量もかなりあったので、行きつけの飲み屋にもあげました。
 夜、飲みに行くと、つきだしにその玉ねぎが出ました。うまい!実にうまい玉ねぎです。かつおぶしをのせ、醤油をかけただけなのに、甘くコクのあるいい味で酒が弾みます。南あわじ市の農協にお礼の電話をすると、「今、淡路島は玉ねぎとハモがうまいんですよ」と言っておられました。もう少しで「ハモも…」と言うところでした。

淡路島の玉ねぎ


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  No.9
 ◆また、とられた!?

2007/7/14

 私のマイカーはよく盗難に遭います。もう20回以上変わりました。1年もてばいい方で、12月末に買って、年が明けるともう盗まれていたという、4、5日しか乗らなかった時もありました。
 あぁ、言うておきますが、マイカーというのは自動車と違いますよ、自転車…チャリンコですよ。
 2年前、お気に入りの真っ赤なチャリンコを大阪の道頓堀で盗まれたことがありました。探し回ったあげく、3日目に本町でみつけた時は再会に感激しました。いつも合鍵を持っていますから、カギを開けて連れて(?)帰りました。今度は盗んだヤツが盗まれたと騒いでいるだろうと思うと痛快でした。
 大体自転車なんてバッタ屋なら5、6千円出せば買えるのですが、私にとってはタクシー代わりに大阪中を走り回っていますから、金額は高くてもいい物を買います。車体のしっかりした頑丈な物で、後ろのスタンドは倒れない少し大きめの物につけ替えます。バックミラーも自動車用のガッチリした物をつけました。前カゴは犬のポポを入れて走るので特注の大型カゴです。サドルの下には傘入れとスコップ、火ばさみ(ウンチ処理具)入れを取りつけました。前カゴとハンドルの間には金網のカゴを3つぶら下げています。紙おしぼりやビニール袋を入れるためです。さらに、ペットボトル(オシッコを流すための水入り)入れもつけました。もちろん、私のカバンも吊れるようにしてあります。
 2万円ぐらいの車体に改造費を入れると経費は4万円近くになりました。まるでクリスマスツリーかだんじりのようなにぎやかな自転車の完成です。アフターケアーの小さなサービスは自転車屋がしてくれるから助かります。
 昨日、サドルの下にセットしてあった犬のウンチ処理道具のひとつ、ステンレスの火ばさみがなくなりました。あんなん盗んで何に使うんやろ?
 みなさん、大阪市内でバックミラーの付いた自転車をみつけたらとらないでください。

マイカー


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 No.8
 ◆ド根性あじさい?

2007/7/2

 ひと昔前に「ド根性○○」というのが話題になりました。アスファルトの道路やコンクリートの電柱の根元から大根が顔を出していたり、朝顔の茎が伸びて花を咲かせていたりして、「ド根性大根」、「ド根性朝顔」と呼ばれて注目されました。
 毎朝通っている喫茶店でコーヒーを飲みながら向かいの家を眺めていると、屋根の上にあじさいの花が咲いていることに気づきました。「あぁ、2階のベランダであじさいを育ててるんや…」と思っていたのですが、植木鉢もなければ、1階の地面から伸びてきた形跡もありません。「おかしいなぁ?」と下まで行って見てみると、屋根の瓦と瓦のすき間から茎がのぞいていて、花がいくつも咲いています。あじさいに似ていますが、あじさいではないようです。「根性のあるにせあじさいや!」と、写真に撮ってきました。
 これから毎朝、成長を見るのが楽しみです。明日の朝もポポと一緒ににせあじさいの花を眺めながら、330円のモーニング(トースト・ゆで玉子・サラダ、コーヒー付)を食べよう。ド根性あじさい?


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 No.7
 ◆ゴルフで一句

2007/6/23

 スポーツニッポン新聞にゴルフエッセイを8年間書いてきました。今なお連載中です。ゴルフの川柳を作り、その情景をユーモラスに解説しています。イラストも自分で描いています。タイトルは「しっぱいが一杯」です。大阪版ですから、地方によっては見ることができません。連載日は毎週水曜日ですが、知らない人も大勢います。そういう方に知っていただければ…と、今回一例を載せてみました。ゴルフをしない人にもわかってもらえるような面白い句をピックアップしました。今回はこの句です。
 「空振りを 素振りに見せて さぁ行くぞ」
ゴルフで一句

 打とうとして思い切り振ったのに、空振りして球は動きません。これでも1打なのですが、さも練習の素振りをしていたみたいな顔をして、「さぁそろそろ打とうか、これから本番や」と一歩前に出るヤツがいます。そこから一歩前に近づけば窮屈になって打ちにくいのに…と思って見ていると、きっちりカス当たりのチョロです。それなら空振りと変わらへん。手の込んだごまかしをせんでも「空振りしました!」と笑顔で打ち直せばいいのにと思いつつもう一句。
 「素振りなら なんで周りを 見渡すの」


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 No.6
 ◆「ジュリー春団治」を観て

2007/6/16

 6月の大阪松竹座公演「桂春団治」をみて感激しました。「芝居っていいなぁ」とうれしくなりました。藤山直美さん、ええわ!芝居が進むにつれて変わっていく女房の心意気をたっぷり見せてくれました。それに負けず、沢田研二さんの春団治がすばらしかった!自由奔放、ノー天気な明るいジュリー春団治には抜群のオーラがありました。歌手やのになんでそんなに芝居がうまいの?天才ジュリーです。うちの長作もいい役で出していただいていました(おおきに)。
ジュリー春団治

 文童さんが脇で渋い!一番おいしい役や。大先輩の名優五八郎さんを彷彿とさせる…いや、それ以上のはまり役でしょう。私も3階の奥の方、大向こうから思わず「文童!」と声をかけさせていたただきました。西岡慶子さんの大阪女のまったりさが、わずかな出番でしたが心に残りました。最後に、小島秀哉さんの後姿に横顔に親父の情がにじみ出て、舞台をぐっとひきしめていました。お客さんは女性客が多かったですが、皆納得して帰っていきました。
 今月の25日で終わりですが、みさなん、いっぺん見てみなはれ。値打ちおまっせ。


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 No.5
 ◆楽屋酒場

2007/6/9

 大阪道頓堀のど真ん中に我々のホームグランドB1角座という寄席があります。夕方5時を過ぎると、この角座の裏通りの坂町に飲助がたまる店ができました。売れない芸人、若井たまるの店「たまやん」です。主人が若井たまるという漫才師で、彼の人柄の良さでいつも満員です。とにかく安い。きくらげの天ぷら、九州の漬物、フランクフルトなどをあてに、焼酎をたらふく飲んでも3,000円でおつりがくるから驚きです。
 たまるさんはいつもニコニコ笑っていて、怒ったのを見たことがありません。なにかあるとすぐ「ごめんなさい!」と謝るのが口癖です。これが彼のギャグです。「ごめんな」でいったん止めて、「さい!」だけをアクセントをつけて大きく言うのです。受けないギャグを毎日連発しながら夜中の3時近くまでやっています。客は芸人が半分程度、それもメジャーではなく、あまり売れていない若者や、すでに売れることもあきらめてしまったベテラン芸人が、「俺!」「お前!」と和気あいあいと肩を組んでいい雰囲気です。人生の悲哀と裏街のロマンが一杯です。楽屋酒場の正児
 隣りの店が大平シローさんのタコ焼き屋というのもうれしいです。劇場の支配人も来る、大道具さんも来る、作家やオタクも集まって来て、はみ出た人間が3人表で飲んでいるという、のどかな井戸端会議が毎晩行われています。

楽屋酒場


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 No.4
 ◆私の窓口

2007/5/30

 うちのポポは日本一きれいな犬だと自負しています。シャンプーは朝と夕方の1日2回、散歩から帰ると必ずします。風呂場で15分かけて念入りに洗い、あとは15分間マイナスイオンのドライヤーで乾かします。完全に乾くとしっかりブラッシングです。抜け毛もありません。いつもいい香りがします。「犬のシャンプーなんか3日に一度でいい」とか、「1週間に一度で十分や、あんまりしすぎると皮膚に悪いし、長生きせんよ」と言われますが、3年半の間、私がずっと洗ってきました。元気そのものです。ベッドへ潜り込んできても、胸に飛び乗って抱き寄せても、人間の赤ちゃんを抱っこしているようなやわらかさがあります。
 近所には犬を連れて入れる喫茶店が4、5軒あり、そこへもよく連れて行きます。皆、「ポポちゃん来たの」と手を出してくれて嬉しいのですが、さわってほしくない男が1人います。一番の友人なのですが、汚いのです。1週間風呂に入っていないのを自慢し、
私の窓口
背広は1ヶ月くらい同じ物を着て、トイレに行っても手は洗わんし、四六時中タバコを吸っている「煙突」と呼ばれる男です。自転車の前カゴは、タバコの吸殻と鼻をかんだチリ紙でいっぱいです。彼も犬が好きなのですぐに寄って来るのですが、私がバリケードになって阻止します。
 そんな攻防にも負けず、私は毎日ポポを散歩に連れて行き、喫茶店で一息入れます。ポポのおかげで学生や若い女の子が話しかけてきます。子供が「さわってもいい?」と私の所へ集まります。水商売のきれいなお姉さん達とも友達になりました。ゴルフ好きな人とは話が合い、ゴル友もできました。一緒にネオン街へ飲みに行くこともあります。ポポのおかげです。
 ポポは私の窓口です。


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 No.3
 ◆咲く花と、散る花と

2007/5/22

昭和のいる・こいる
昭和のいる・こいる (C)株式会社シュプール
 今年の5月は東京のお笑い仲間が大阪へやって来ました。まず、わがホームグランドの道頓堀、B1(ビーワン)角座には、5月3日の1日だけですが、昭和のいる・こいるが出演しました。私も楽屋へ行き、休憩時間に喫茶店でティータイムです。3人ともコーヒーは飲まずにソフトクリームを食べながら、10年も20年も昔の思い出話に花が咲きました。周りにいた女子学生が、「キャー、のいる・こいるや、握手して〜!」と集まってきます。彼らも下積み時代が長くてやっと花が咲いたのです。今やこうして声をかけられるまでになりました。
その女子学生が横にいる私を見て、「おじさん誰?」です。私もニッコリ笑って、「マネージャーです」と答えました。「マネージャーさんもステキ!握手して」と言われて、若い女子学生の手をしっかり握りました。もちろん最後まで、のいる・こいるのマネージャーで通しました。
 5月14日は松竹座の芝居を見に行きました。名取裕子、田中健の「妻への詫び状」が演じられていました。漫才師の青空球児(ゲロゲーロ、ゲロゲーロ)が舞台で走り回り、笑いを取っていました。舞台がハネると、夜は男の時間です。大阪ミナミのネオン街をはしごしました。夜中の3時過ぎまで飲んだでしょうか。「東京の漫才と大阪の漫才の交流を…」と65を過ぎた男が2人、明け方まで語り合いました。
 明けて15日の昼過ぎ、松竹芸能から電話がありました。「寛太・寛大のハナ寛太さんが食道がんで午前10時55分に亡くなりました…」。訃報です。悲報です。電話を切ってしばらく黙祷を捧げました。花が散りました。


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 No.2
 ◆「ポポ」と散歩

2007/5/10

 わが家の「ポポ」は3歳半、トイ・プードル(レッド)の♂(オス)です。朝の7時から2時間と夕方の4時から2時間はチャリンコで散歩をするのが日課です。交差点や高速道路の出入口付近は車が多いので前カゴに入れて走り、静かな道ではリードをつけて歩かせています。公園の中で人や子供のいないときは放し、私は横をチャリンコでついていきます。「ストップ!」、「ゴー!」、「曲がれ!」と声をかけると、命令どおり動きます。すれ違う人がポポを見て言う一番多いセリフは「かわいい!」です。次に多いのが、「ぬいぐるみみたい」です。「わぁ、動いてる!」という人もいます。「お父さんそっくり」とも何度か言われました。
 この間、すれ違いざまに「プッ!」っと笑った母娘がいました。しばらく行ってから気になったのでもう一度引き返しました。
「ポポ」と散歩
そして、その母娘に、「今、私の顔を見てプッと笑われましたが、あれは私と犬がよく似ているからですか?」と聞くと、「そうです。よくわかりましたね」と言って、また「プッ!」と笑いました。
 動物も飼い主に似るというのは本当ですね。でも、笑うのは人権問題…いや、人犬問題ですぞ。


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 No.1
 ◆花見寄席、大繁盛

2007/4/28

 今年の4月は花見のイベントが2、3件ありました。大阪市内でも、婦人科会が主催で野立をして、お客さんにお茶を飲んでもらった後、横の会館にご案内し、演芸を楽しんでもらうという趣向です。
 地方へ行くと、大きな工場の敷地内で花見です。売店あり、宴会ありで、奥では特設ステージが作られ、花見演芸が始まりました。前には子供達がゴザを敷いて座り、その後ろの椅子席ではご婦人やお年寄りが弁当を食べながら舞台を見ています。両端や後方では桜の下で従業員が大勢立っています。この立っている男性連中がよいお客さんで、拍手をしたり、大きな声で笑ってくれたりしました。私も舞台からお客さんに声をかけました。
 「後ろの桜の木の下のお客さん達!あなた方は会社の人ですか?」と聞くと、声を揃えて「サクラで〜す!」。  ―おそまつ―


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