コラム No.161〜


執筆中
レツゴー正児の娘が、父にまつわるよもやま話や介護に翻弄される家族の話などをランダムに綴ります。


 No.169
 ◆レツゴー正児 娘のコラム 24 「ネタ帳」

2017/7/18

父は以前、こまめにネタ帳を作っていました。漫才から遠ざかってからは、ひとり漫談で使うためのネタを書いていたようで、ぎっしりと文字だらけのネタ帳をいつも大事に持ち歩いていました。認知症になってからもその習慣は変わらず、散歩に行くときは必ずネタ帳を持って出かけていました。

ある日、母が、表紙に「ネタ帳」と書かれた手帳をこっそり開いてみたそうです。すると、そこには知らない人の電話番号がいくつか書かれていただけで、あとは白紙だったとか。母は思わず私に「ちょっと怖いで」とつぶやきました。

本物のネタ帳も、電話番号が書かれたネタ帳も、今はどこにいったのかわかりません。わが家の七不思議の一つです。

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 No.168
 ◆レツゴー正児 娘のコラム 23 「母のスタンプ」

2017/6/23

ここ数年で父の症状は少しずつ確実に進んでいます。それと共に、母の気持ちにも少しずつ変化があるようです。

最初のうちは、病気のことを頭ではわかっても、気持ちとしてなかなか受け入れられないことが多く、父の言動にイライラしたり、悲しんだり、ネガティブな反応がたくさんありました。これまで母が知っていた父がどんどん違う人になっていくのを目の当たりにするのですから、何十年も連れ添ってきた身からすれば戸惑いが大きいのは当然だと思います。

そんなとき、少しでもストレス発散になれば…と、母にLINEで「怒り」をテーマにしたスタンプをプレゼントしたことがありました。その直後に送られてきたスタンプがこれです。



相当たまっていたようで…。

ところが、いつ頃からか、母の発言が少し穏やかになってきました。もちろん、父の症状が進めば母の負担も重くなるので、決してストレスが減っている訳ではなく、むしろ増えているのですが、最近は少しでも自分のための時間を作って気分転換してくれているようです。

そんな母から最近送られてきたスタンプがこれです。



スタンプは、両親の様子を垣間見ることができる重要なコミュニケーションツールになっています。

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 No.167
 ◆レツゴー正児 娘のコラム 21 「往年のギャグ?」

2017/5/19

デイサービスの日。いつものように母が父を送って行くと、施設のスタッフの人たちが父を見て大笑い。

スタッフの1人が一言、「ギャグですかね?」

どうやら父のめがねが逆さまだったようで…。母が父にわざとか聞いたところ、全くそのつもりはなかったそうです。

というか、一緒にいた母が気づかないのもどうなんだか…。自宅からケアセンターまで、めがねを逆さまにかけたまま歩いて行った姿を想像すると、ちょっと笑えます。お笑い芸人でよかった。

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 No.166
 ◆レツゴー正児 娘のコラム 20 「レツゴー三匹」

2017/4/29

ゴールデンウィークを利用して、束の間の帰省。
実家の片付けをしていると、こんなものが。

父は懐かしそうにこの写真を眺めながら、当時のことを思い出したのか、ネタらしきものを口にし、「ええ時代を生きてきたなあ」とつぶやいていました。


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 No.165
 ◆レツゴー正児 娘のコラム 19 「戻りたい時代」

2017/3/10

昨年末、父親と一緒に食事をしていたときのこと。父が急にこんなことを口にしました。

「俺は幸せやなあ。ええ人生歩んできたなあ」

なんだかちょっとご機嫌です。もう少し元気だった頃は、もう一花咲かせたいと言っていたのですが、最近はそういうこともほとんど口にしなくなりました。そこで、もし戻れる時代があるなら、いつに戻ってみたいか尋ねてみました。すると、

「ない」

ときっぱり。そして、

「今がええ」

きっと、やりきれないと思う時もいっぱいあると思うのですが、一瞬でも今がいいと思ってくれているのであれば、こんなにうれしいことはありません。

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 No.164
 ◆レツゴー正児 娘のコラム 18 「内助の功?」

2017/2/15

このコラムでも何度か父が話題にしたことがありますが、父は以前、自転車でちょくちょく事故に遭っていました。そのたびに、切り傷や擦り傷、打撲、ひどいときには流血して縫うこともありました。毎回、数日後には全身あざだらけ…。

しかし、見た目の痛々しさの割には、骨を折ったり、命に関わるようなケガをしたことは一度もありません。ある意味、父はとても丈夫です。

それどころか、認知症になってからというもの、糖尿病も高血圧も高脂血症も治ったらしく、今ではそれらの薬は飲んでいません。母曰く「私のおかげ」とのこと。以前に比べて、食事やお酒の量がかなり減ったというのもあると思いますが、まあここは内助の功ということにしておきましょう。

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 No.163
 ◆レツゴー正児 娘のコラム 17 「思いがけない展開」

2017/1/25

先日、両親が兄夫婦の犬ルアナを引き取った話(No.162)を書きました。ところが、その直後、今度は母に犬アレルギーが発覚しました。発疹、空咳、頭が重いなどの症状が出ていたらしく、病院で調べてもらったところ判明したそうです。もともと母はアレルギー体質なのですが、ポポが生きていた頃はそのような症状はなかったので、ひょっとすると、病気がちだったポポに比べて、ルアナはまだ若く、元気いっぱい走り回っていたので、それをきっかけに発症してしまったのかもしれません。

今後どうすべきか、母は兄とも相談していたようですが、ドクターストップがかかり、手放すしかありませんでした。母にとっては苦渋の決断でしたが、幸い、里親となる人が見つかり、ルアナは引き取られることになりました。ルアナにとってはかわいそうな反面、いい人に引き取られ、整った環境で暮らせるのなら、きっと最善の選択だったのではないかと思います。

で、ルアナのことをポポと呼びながらかわいがっていた父はというと・・・どうやらあまり反応がないようです。また元気をなくさなければいいのですが。

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 No.162
 ◆レツゴー正児 娘のコラム 16 「ポポ復活?」

2017/1/13

昨年7月に愛犬トイ・プードルのポポを亡くして以降、父はかなり元気がなくなっていました。私が年末に帰省した時は、生気が感じられなかったほどです。

そんな折、兄夫婦のあかちゃんに犬アレルギーがあることが発覚しました。実は兄夫婦もトイ・プードルを飼っていたので、両親が引き取ることに。まだ2歳に満たないその犬は、ポポが生きていた頃、何度か遊びにきたことはあったのですが、ポポとは色だけが同じで、性別も違えば、顔も性格もまったく似ていませんでした。ところが、今回会った時は、驚くほどポポと顔がそっくりになっていたのです。親子ではありませんが、母も私もポポが生き返ったと錯覚してしまうほどですから、父にとってはなおさらです。

引き取った日、父の第一声は「おー、ポポか、ポポか」でした。ポポでないことはわかっているようでしたが、名前がルアナと少々覚えにくいので、どうしてもポポとしか出てこないのです。引き取ってから約2週間が経ち、父の中ではすっかりポポで定着したようです。ルアナはポポと呼ばれても反応しませんが・・・。

父は少し元気を取り戻し、しゃべる機会も増えたそうです。動物の力って大きいなあ、と母も私も感じています。

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 No.161
 ◆レツゴー正児 娘のコラム 15 「父と母の会話」

2016/12/19

<父と母の会話 その1>

母「シャワー浴びるわ」
父「どこでや? ベランダでか?」
母「・・・」

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<父と母の会話? その2>

母が外出から帰ってきたときのこと。
テレビでバラエティー番組を見ていた父が、

父「おい、天皇陛下が出てるから見とけよ」
母「・・・」

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<父と母の会話?? その3>

父「俺、子供おったかなあ?」
母「・・・」

そんなわけで、近々帰省します。

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